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2.「アイデンティティ」が独自性を生む

投稿者:crea 投稿日時:2012/05/07(月) 15:27

 今はない生家、父親・・・。「第一次産業の振興」を目的とするに至った根本には、自分自身のアイデンティティの追求がありました。無から有を生み出すこと、豊かな地域社会をつくっていくこと、それを幼い頃から目の当たりにしてきたことが、“創造”を業とすることにつながりました。

 そんなわけで、「アイデンティティ」という言葉が大好きです。英語圏では身分証明書のことを「IDカード」と言い、ぴったりフィットする日本語が無いと言われますが、存在意義、存在証明、自分らしさ、自社らしさ、地域らしさを言います。

 新事業開発でも、新商品開発でも、アイデンティティにどれだけ迫れるかが大きなポイントだと思っています。つまり、どれだけ自分らしさを表現できているかです。素材、加工品、ネーミング、パッケージ・・・全部においてです。 

 最近いいなぁと思ったのは、『「香川県はうどん県」に改名しました。』という香川県の観光戦略の取組み。讃岐うどんの産地という次元から、地域の風土、歴史、食文化、人々のハート、モノ、全部ひっくるめてブランド化を目指す表明であると伝わってきます。

http://www.my-kagawa.jp/udon-ken/top.html

 意気込みがすばらしいですね。ホームページのアドレスも「my-kagawa」と1人称で、県民一人ひとりが自信を持って推薦しますという気持ちが感じられます。 そうしていたら、次は香川県丸亀市が、「うどん県骨付鳥市」としてデビュー!たちまち人々が吸い寄せられていきそうですね。アイデンティティは唯一無二ですから、独自性そのものです。 

 「アイデンティティ」はネーミングにも発揮されます。例えば岩手県の「いわて純情米」。りんごの新品種「いわて純情プレミアム冬恋」。“純情”ということばは、岩手県の県民性にピッタリ。“冬恋”も北国が育むりんごの初々しさが伝わってきますね。 

 いずれも地域らしさをこれでもかこれでもかとひもといていって、創造されたことば、コンセプトであることが伺えます。 

 これは海外でも十分に通用します。 宮城県塩釜をルーツとする、塩釜おでん・仙台牛たん「三代目文治」シンガポール店。(アベゼン・レストラン・システムズ)。2011年3月11日直前のオープンで、大変だったようですが、8月に立ち寄りましたが、多くの人々で賑わっていました。

      

 「アイデンティティ」を追求することは、言ってみれば誰にも妨害されないし、類似しません。安易に手を打つことなく、「アイデンティティ」レベルまで考えて創造することにトライしましょう。

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